世界でも最低水準の出生率が続く韓国について、徴兵制度が根幹の韓国の国防への影響が懸念されるとの指摘が出ました。
これは、イギリスの軍事情報に関する週刊誌、ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーが21日、韓国の国防に関する報告書を公表して指摘したものです。
韓国の国防は徴兵制度が根幹となっていることから、低出生の傾向は大きな問題だと指摘しました。
報告書では、アメリカ中央情報局の『ワールドファクトブック』の資料を引用し、韓国の合計出生率は1.25人で、世界でも最低水準の出生率だとしたうえで、こうした傾向は今後とも続くものと予想され、徴兵制度を維持するのが難しくなる恐れもあるとしています。
また、報告書は、北韓ミサイル攻撃に備えて、韓国が進めている防御システムの「Kill Chain」についても触れ、局地的なミサイル防御システムに弾道ミサイルや巡航ミサイル防御システムを結合したものとして、これまでにない斬新で独特なシステムだと評価しました。