韓国戦争さなかの1950年9月15日に、国連軍が仁川(インチョン)沖から上陸してソウル奪還に成功した「仁川上陸作戦」から64年となる15日、仁川でこの作戦を再現する記念行事が行われました。
記念行事は、当時攻撃対象になった仁川月尾島(ウォルミド)沖の海上で行われ、ヘリコプターが敵の潜水艦を探知して魚雷を投下すると、海軍特殊部隊の隊員が落下傘で海上に降下し、ゴムボートに乗って敵陣に侵入して韓国の国旗「太極旗(テグッキ)」を掲げるなど、64年前の作戦を再現しました。
今回の行事には、機雷を探知して取り除くアメリカの掃海艦も参加しました。
これについて、韓国との窓口機関である北韓の祖国平和統一委員会は、仁川アジア大会や南北関係に及ぼす重大な影響を考えるべきだとして強く反発しましたが、韓国国防部は、毎年行われている定例の行事で仁川アジア大会とは関係ないと強調しました。