携帯アプリを利用したタクシー配車サービス、「ウーバータクシー」について、違法営業を通報した人に最大100万ウォンの褒賞金を支払う制度がソウル市で2日に始まりました。
ソウル市では、去年10月に「ウーバータクシー」のサービスが始まっていますが、タクシー運転手として登録されていないドライバーを採用しており、安全を確保できないことや犯罪に悪用される可能性が高いことなどから、ソウル市議会は先月、タクシー運転手として登録していないウーバーのドライバーを罰する条例を可決し、通報者には金銭的報酬を支給することを決めていました。
また、ソウル中央地方検察庁は、先月24日、 ウーバー・テクノロジーズのカラニック最高経営責任者を運輸法違反の罪で在宅起訴しています。
ウーバーは、ドイツ、オランダ、スペイン、タイなど12か国で、運輸当局から営業停止命令を受けています。
これに対し、ウーバー側は、「去年ウーバーは、12億ドルの新規投資を獲得し、グローバルな投資機関はウーバーの企業価値を412億ドルと評価している。安全な道だけを進もうとする規制一辺倒の政策と、従来のタクシー事業者がサービスを歪曲している」と反発しています。
現在、ソウルで営業しているウーバータクシーは、およそ300~400台とみられています。