このほど韓国を訪れた北韓の金正恩労働党委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)氏について多くの外国のメディアが報じました。
アメリカのワシントン・ポストは10日付で金与正氏を「ファーストシスター」と表現し、化粧を感じさせない顔に簡素な服装、素朴な装身具を身につけるなど、予想とは違って権力階層を連想させる華やかな面はなく、公開の場所では一言も話さないなど、謎めいた存在感を維持したと伝えました。
また、CNNは、温かい微笑と握手で人々の注目を集めたとしたうえで、「北韓のイヴァンカ」だとしました。
また、オリンピックに外交部門の競技があれば金メダルを獲得しただろうとしました。
ジョージタウン大学教授のバルビナ・ファンさんはCNNのインタビューで、「北韓は金与正氏を前面に出すことで、旧時代の閉鎖的な国ではなく、若くて未来志向の女性指導者候補がいることをアピールしたかったのではないか」と指摘しました。