大韓航空の趙顕旼(チョ・ヒョンミン)専務(34)が3月、質問に答えられなかった広告代理店の社員の顔に水をかけたとして、パワハラ疑惑が持ち上がり、警察の内偵調査が始まったことを受けて、大韓航空が趙専務を停職処分としました。
大韓航空が16日、発表したところによりますと、趙専務を停職処分とし、警察の調査結果が出次第、会社としての適切な措置を取るということです。
趙専務は、大韓航空の広告を制作している広告代理店と先月行った会議で、広告代理店の社員1人に水をかけたほか、広告代理店の社員の回答に不満を覚えて激高し、床にボトルを投げつけて怒鳴り声を上げたことがインターネット掲示板の匿名の書き込みで指摘され、パワハラ疑惑が持ち上がっていました。
趙顕旼氏は12日、フェイスブックで、会議の出席者全員に対して個別に謝罪したと説明しましたが、大韓航空の労働組合は、辞任を求めています。
趙顕旼氏は2014年末にナッツの出し方に激怒し、アメリカ・ニューヨークの空港で搭乗機を引き返させたとして罪に問われた大韓航空の趙顕娥(チョ・ヒョナ)元副社長の妹でもあります。