韓国や日本、中国、ASEAN=東南アジア諸国連合、オーストラリア、ニュージーランドの15か国が参加するEPA=経済連携協定の東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉が妥結したもようです。
ASEAN議長国のベトナムのズン外務次官が9日、明らかにしたところによりますと、「RCEP交渉が妥結し、各国の承認手続きに入った」ということです。
ベトナム外交部の関係者は、各国の承認手続きが終われば、15日にテレビ会議形式で予定されているRCEP首脳会議で、署名式が行われると説明しています。
当初参加方針だったインドは、中国との貿易で赤字が拡大することを懸念して参加を見送る見通しです。
RCEPは、インドを含めると、世界人口のおよそ半分、インドを除いてもおよそ3分の1を占める巨大経済圏になります。