韓国の店頭市場KOSDAQの時価総額の上位20社は、過半数がベンチャー企業であることがわかりました。
中小ベンチャー企業部は10日、今月3日現在の国内の株式市場上位20社を分析した結果、KOSDAQでは13社、韓国総合株価指数(KOSPI)のベースとなる有価証券市場では4社がベンチャー企業だったと明らかにしました。
KOSDAQのベンチャー企業13社の時価総額の合計は44兆5000億ウォンで、市場全体の時価総額の12.4%、上位20社の53.7%に上りました。
これらの企業は、上場当時と比べて1社を除いては、いずれも時価総額が増加しています。
総合バイオテクノロジー企業セルトリオンの子会社セルトリオン製薬は、上場当時に比べ時価総額が85倍も増加したほか、素材メーカーのSKマテリアルズも72.5倍増加しました。
有価証券市場では、時価総額上位20社にベンチャー企業出身の企業として、セルトリオン、ネイバー、カカオ、NCソフトの4社が含まれていました。2010年までは上位20社にベンチャー企業は1社もありませんでした。
一方、企業価値が10億ドル以上で、まだ上場していない「ユニコーン企業」13社のうち、7社は上場を計画中だということです。
中小ベンチャー企業部は、「今回の分析を通じて、国内のベンチャー企業・ユニコーン企業が上場市場の主役となりつつあることが確認できた。起業、成長、ユニコーン、回収という好循環構造のベンチャー生態系が整ってきていると言えるだろう」と評価しました。