世界の映画祭で賞を総なめしている映画「ミナリ」に出演した韓国の女優、ハン・イェリが、アメリカの「ゴールドリスト授賞式」で、初の主演女優賞を受賞しました。
ことし初めて開催された「ゴールドリスト授賞式」は、アジア系アメリカ人や太平洋地域に住む人たちの教育をサポートする「アジア太平洋エンターテインメント連合(CAPE)」と、文化界の多様性をサポートする非営利団体、ゴールドハウスが主管したもので、映画「ミナリ」で主演を務めた女優、ハン・イェリが、初の主演女優賞を受賞しました。
韓国系アメリカ人のチョン・イサク監督の映画「ミナリ」は、1980年代、農業で成功することを夢見てアメリカ南部のアーカンソー州に移住してきた韓国人家族の暮らしを描いた作品で、ハン・イェリは、2人の幼い子供を持つ母親のモニカ役を演じました。
映画「ミナリ」は、この授賞式で、作品賞や監督賞、脚本賞など全部で7つの賞を受賞しました。
映画「ミナリ」は、 サンフランシスコ批評家協会とデンバー批評家協会で、それぞれ脚本賞と外国語映画賞を受賞したほか、映画に出演した韓国の女優ユン・ヨジョンが、これまでに13の賞を受賞するなど、世界の映画祭で賞を総なめしていて、アカデミー賞受賞に期待が集まっています。
映画「ミナリ」は、韓国で、今年春に公開される見通しです。