食品医薬品安全処は、アメリカの製薬大手、ファイザーなどが開発した新型コロナウイルスワクチンに対し、国内で使用が認めらていない医薬品を輸入会社を通じて輸入する「特例輸入」を承認しました。
早ければ、今月中旬にも韓国に到着する見通しです。
食品医薬品安全処は3日、ワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAXファシリティ」を通じて確保したファイザーの新型コロナワクチン、6万人分について、「特例輸入」を適用することを承認したと発表しました。
特例輸入は、公衆衛生の危機状況に対処するために、国内で使用が認めらていない医薬品を輸入会社を通じて輸入するもので、去年6月には、新型コロナウイルス治療に効果があるとされた 「レムデシビル」に対する特例輸入が承認されました。
食品医薬品安全処は、ファイザーのワクチンが、WHO=世界保健機関の緊急使用リストに加わったことや、世界の28の規制機関で使用が承認されたことなどを踏まえ、特例輸入を認めることにしたということです。
今回特例輸入が承認されたワクチンは、COVAXファシリティの供給スケジュールが確定されれば、今月中旬にも韓国に到着する見通しです。