韓国の製造業の競争力は、ドイツ、中国に次いで世界で3番目に高いというデータが示されました。
産業研究院がまとめた報告書によりますと、国際連合工業開発機関(UNIDO)が去年7月に発表したCIP=競争的工業実績指数で、韓国は152か国中3位となっています。
CIPは、製造業の1人当たり付加価値額、輸出額など8つの項目をもとに算出した指数で、その国の製造業の競争力を示すとされています。
韓国は1990年には17位でしたが、着実に順位を上げ、去年は初めてアメリカや日本を抜いて世界3位となりました。
報告書は、「主要28か国の中で製造業の割合が2番目に高い韓国は、去年、前年に比べて成長率の減少幅は4番目、失業率の上昇幅は6番目に小さかった」とし、コロナ禍で韓国の製造業は経済成長と雇用を支えたと分析しています。