気象庁は、韓国東部の江原道（カンウォンド）の雪岳山（ソラクサン）で今年初の紅葉が観測されたと明らかにしました。平年よりも2日遅い観測です。
気象庁は1日、雪岳山・大青（デチョン）峰にある中青（チュンチョン）待避所の近くで前日に撮影した写真を公開しました。気象庁は、山の頂上から下に向かって2割が赤や黄色に染まると、紅葉が始まったと見なします。
山林庁の国立樹木園の「2021年秋の紅葉予測地図」によりますと、ことしの紅葉の見ごろは10月の下旬になる見込みで、雪岳山は10月23日、智異山（チリサン）は10月20日、済州島の漢拏山（ハルラサン）は11月4日になると予想されています。
観測が始まった2009年から韓国の紅葉の見ごろの時期も、年平均で0.4日ずつ遅れていて、ことしの全国平均も、去年より3日ほど遅い今月26日になる見込みです。
国立樹木園によりますと、紅葉は気温が低いほど早く色づきますが、地球温暖化の影響などで、紅葉の時期も以前に比べて少しずつ遅れているということです。