来年3月の韓国大統領選で事実上の一騎打ちとなった進歩系与党「共に民主党」候補の李在明(イ・ジェミョン)京畿道前知事と、保守系の最大野党「国民の力」候補の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前検察総長は、遊説活動を本格化させています。
このうち、与党候補の李在明氏は12日、「毎週乗る民生バス」と名付けたバスに乗って韓国南東部の釜山(プサン)、蔚山(ウルサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)に向かって出発しました。
2泊3日の日程で民生の現場を訪問し、地域の懸案について議論する懇談会に出席するほか、記者会見を行います。
地域巡回は8週間にわたって毎週週末に行われる予定で、今週は20代・30代の若年層に支持を訴える考えです。
李氏は「国民の暮らしを改善するという気持ちで、とにかく耳を傾ける」としています。
一方、最大野党「国民の力」の尹錫悦候補は12日、韓国を訪れているアメリカ国務省のクリテンブリンク・東アジア太平洋担当国務次官補と面談しました。
面談で、尹氏は、韓米同盟の重要性を強調し、「安全保障を超えて、国際問題においても韓米の確固たる同盟が重要となっている」と述べました。
尹氏はそのあと、ソウル外信記者クラブが主催した記者懇談会に出席しました。