14日午後5時19分頃、済州島(チェジュド)の西帰浦(ソギポ)市の西南西41キロの海域で、マグニチュード4.9の地震が発生しました。
震源の深さは17キロと推定されます。これまで、けが人などの被害は報告されていません。
気象庁はこの地震について、地震の観測を開始した1978年以来、済州島の内陸や周辺の沖合で発生した地震としては最大の規模であると発表しました。またことし韓半島で発生した地震で最も規模が大きかったということです。
済州島の内陸や周辺の沖合で発生した地震のうち、これまで最も規模が大きかった地震は、2008年5月31日午後10時ごろに、済州市の西の海域78キロで発生したマグニチュード4.2の地震です。
また、韓国水力原子力によりますと、各地の原発で今回の地震による影響が出ておらず、現在稼動中の原発はすべて正常運転を続けているということです。
政府は、地震に対する危機警報をレベル3に当たる「警戒」に引き上げ、非常時の勤務態勢を取りました。