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サイエンス

韓国の去年のPM2.5濃度、117か国中54位

Write: 2022-03-23 12:31:59Update: 2022-03-23 16:56:24

韓国の去年のPM2.5濃度、117か国中54位

Photo : YONHAP News

韓国の大気中のPM2.5=微小粒子状物質の濃度は、去年、1立方メートル当たり18.9マイクログラムで、前の年よりも0.6マイクログラム減少するなど、改善傾向にあることがわかりました。
世界中の大気汚染の状況を監視しているスイスのテクノロジー企業「IQAir」は22日、117の国と地域、6475の都市の去年のPM2.5の平均濃度をまとめた報告書を発表しました。
それによりますと、韓国のPM2.5の平均濃度の順位は、2018年27位、2019年26位、2020年41位、去年54位と、徐々に低くなっています。この順位は、低いほど PM2.5の濃度が低く、空気の質が良いことを意味します。
WHO=世界保健機関は、汚染物質のサイズが2.5マイクロメートル以下のPM2.5の場合は、低い濃度でも健康に深刻なリスクとなるため、年間平均濃度を5.0以下に維持することを勧告しています。
韓国の場合は、ソウルのPM2.5の平均濃度が去年19.7を記録して世界45位となったほか、調査対象となっている都市のうち、汚染度がWHOの基準よりも低いところはありませんでした。
報告書は、韓国が直面している課題として、ソウルなど首都圏と工場などが密集している産業地域の空気の汚染度が高いことや、気候変動による気温の上昇と干ばつによってゴビ砂漠から黄砂が飛来する頻度が高くなっている点をあげました。
去年PM2.5の平均濃度がもっとも高かった国は、76.9を記録したバングラデッシュで、2年連続で世界でもっとも大気汚染度が高い国となりました。
一方、PM2.5の平均濃度がもっとも低かった国は、3.8を記録した南太平洋の島国ニューカレドニアで、先進国の中ではフィンランドが5.5を記録し、もっとも低い結果となりました。

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