長引くコロナ禍や韓流コンテンツの人気などに支えられ、韓国のお菓子の輸出額が去年、これまででもっとも多かったことがわかりました。
関税庁が24日、発表したところによりますと、韓国のお菓子の輸出額は去年4億6600万ドルに上ったということです。
韓国のお菓子の輸出は2014年以降、伸び悩んでいましたが、新型コロナの流行が始まったおととしから活気を帯び始め、去年の輸出額はこれまででもっとも多くなりました。
ことし1月と2月の輸出額も、去年の同じ期間に比べて16.6%増加して7500万ドルとなり、これまででもっとも多くなりました。
これについて関税庁は、「長引くコロナ禍の影響で、家にとどまる時間が長くなり、おやつの需要が増えた。また韓国の文化コンテンツの消費が増えたことや、韓国映画やドラマの世界的なヒットにより、そのなかに登場した韓国のお菓子への関心も高まった」と説明しています。
輸出先としては、アメリカへの輸出がもっとも多く、続いて日本、中国の順でした。
輸出先国の数も、おととしは118か国だったものが、去年は125か国に増えました。
韓国のお菓子のうち、輸出総額に占める割合がもっとも大きい品目はベーカリー類で、去年は71.9%に上りました。