起業しやすい都市のランキングで、ソウル市は、初めてトップ10にランクインしました。
ソウル市は14日、アメリカの調査会社「スタートアップゲノム」がまとめた、100か国280の都市を対象とすることしの「グローバル・スタートアップ・エコシステム・レポート」で、ソウル市のスタートアップ・エコシステムは過去最高の10位だったと明らかにしました。
スタートアップ・エコシステムとは、大企業や大学の研究機関、公的機関などがネットワークを作り、スタートアップを生み出しながら発展していくシステムで、このランキングで順位が高いほど起業しやすい環境が整っていることを意味します。
このランキングでソウル市は、2019年トップ30圏外、2020年20位、去年は16位でした。トップ10入りを果たしたのは、ことしが初めてです。
報告書によりますと、ソウル市のスタートアップ・エコシステムの価値は、この2年で4倍以上、急成長していますが、ネット通販大手「クーパン」など5件の大規模な投資資金の回収がその背景にあるとみられています。
スタートアップ・エコシステムのランキングで1位に輝いたのはアメリカ・シリコンバレーでした。
トップ20入りを果たしたアジアの都市は5つで、中国の北京と上海がそれぞれ5位と8位、東京は12位でした。