大統領室は、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領がイギリス・ロンドンを訪問して8日に亡くなったエリザベス女王の国葬に参列すると、11日発表しました。
エリザベス女王は8日、96歳で亡くなりました。
イギリスは9日から10日間喪に服しており、19日にウェストミンスター寺院で国葬が執り行われる予定です。
16日から18日にかけては、女王の葬儀のために訪れた要人や各国首脳の歓迎会が行われます。
尹大統領の参列について、大統領室の関係者は、「冷戦後、自由の道を選んだエリザベス女王と尹大統領の哲学的な志向が似ていることや、イギリスが韓国戦争の主な派兵国だったことなどを考慮して、参列を決めた」と説明しています。
アメリカのバイデン大統領など、主要国の首脳が相次いで参列の意向を示していることも背景にあるとみられています。
岸田首相も参列を検討していると、日本のメディアが報じていて、韓日首脳による会談が実現するか注目されます。
尹大統領とバイデン大統領、岸田首相は、今月中旬にアメリカ・ニューヨークで行われる国連総会に参加するとみられ、その前にイギリスを訪問して、エリザベス女王の国葬に参列するものとみられます。