アメリカのアルファベット傘下のグーグルと、同じくアメリカのメタ・プラットフォームズが、韓国の利用者の同意なしに行動情報を収集・分析し、利用者の興味関心に沿った、カスタマイズされた広告を配信してきたとして、韓国の個人情報保護委員会が、この2社に対して合わせて1000億ウォンの罰金を科しました。
個人情報保護委員会は14日、全体会議を開き、グーグルとメタ・プラットフォームズに違反行為是正の命令を出したうえで、グーグルには692億ウォン、メタ・プラットフォームズには308億ウォンの罰金をそれぞれ科すことを決めました。
ターゲティング広告プラットフォームの行動情報の収集・分析に対する初めての制裁であり、個人情報保護法の違反としては、これまででもっとも大きい規模となります。
委員会はグーグルとメタ・プラットフォームズが利用者の行動情報を収集・分析し、自社の広告に活用することを、事前に利用者に告知し、同意を得なかったと説明しています。
グーグル側は遺憾の意を表したうえで、決定について精査するとしています。
メタ・プラットフォームズは同意できないとして、訴訟を起こす可能性を示唆しました。