おととしの韓国のコンテンツ産業の輸出額は、韓国ドラマやK-POPなどの韓流ブームに支えられ、124億5000万ドルと、これまででもっとも多かったことがわかりました。
文化体育観光部が4日、発表したところによりますと、おととしの韓国のコンテンツ産業の輸出額は、前の年に比べて4.4%増えて124億5000万ドルだったということです。
文化体育観光部は、「世界各地の韓流同好会の会員数が、おととし、合わせて1億5000万人を超えるなど、世界的な韓流ブームに支えられた」と説明しています。
韓国のコンテンツ産業の輸出額は、家電の86億7000万ドル、二次電池の86億7000万ドルなどをはるかに上回り、韓国を代表する「ドル箱」産業となっています。
韓国輸出入銀行は、韓国のコンテンツ産業の輸出額が1億ドル増えるにつれ、韓国の化粧品、食品などの消費財の輸出額も1億8000万ドル増えると分析しています。
朴普均(パク・ボギュン)文化体育観光部長官は、「ことしの経済状況は厳しくなるとみられるが、コンテンツ産業は伸び続けると期待されている。コンテンツ産業の振興と輸出拡大は国政課題にも含まれているだけに、集中的に育成していく方針だ」と話しています。