ソウル市鍾路(チョンノ)区の安国(アングク)駅近くにある日本大使館の広報文化院がことし3月に、日本大使館が入居しているビルに移転することになりました。
日本大使館は2015年に、大使館ビルの建て替えのため、近くの「ツインツリータワー」に一時的に移転しましたが、建て替え工事が始まらず、建築許可も取り消されたため、9年目となるいまも「ツインツリータワー」にとどまっています。
日本大使館は、元の大使館ビルの前に設置された旧日本軍による慰安婦の被害を象徴する「平和の少女像」や、毎週水曜日に開かれている慰安婦問題の解決を求める集会などの問題が解決されない限り、工事に着手しない方針だとされています。
大使館とは別の建物に入居していた広報文化院が今回「ツインツリータワー」に移転することになり、このビルが日本大使館のビルとして恒久的に使われるのではないかという見方が出ています。