最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が、3日午前、ソウル中央地方裁判所で開かれた公職選挙法違反事件の初公判に出廷しました。
李代表は、去年の大統領選挙の候補だった2021年12月、京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市長時代に主導した宅地開発で側近らが巨額の利益を得たとされる「大庄洞(テジャンドン)疑惑」に絡み、関係者の城南都市開発公社職員のことを「末端の職員だったので市長在任時には知らなかった」と述べ、虚偽の発言をした罪に問われています。
また、同じく城南市長時代に盆唐(プンダン)区柏峴(ペクヒョン)洞の土地が自然緑地から準住居地域へと用途変更されたことをめぐって、国会で「国土交通部から圧力があった」と、虚偽の事実を公表した罪にも問われています。
李代表はいずれの疑惑も否定しています。
虚偽の事実の公表による公職選挙法違反は、5年以下の懲役または3000万ウォン以下の罰金に処せられます。
100万ウォン以上の罰金刑が確定した場合、国会議員の当選が無効になります。また被選挙権も5年間剥奪され、次の大統領選挙にも出馬できなくなります。
さらに、「共に民主党」は選挙管理委員会が負担した大統領選挙費用434億ウォン余りを選挙管理委員会に返さなければならなくなります。
李代表に対する公判は、3日の初公判を手始めに、17日、31日と、隔週で金曜日に開かれます。