2019年に日本が韓国に対する輸出管理を厳格化したことで韓国で広まった日本製品の不買運動が下火になり、日本からのビール、衣類、自動車の輸入が徐々に増えていることがわかりました。
関税庁が7日にまとめた貿易統計によりますと、ことし1月の日本からのビール輸入額は200万4000ドルで、去年の1月に比べて4.1倍に増えました。
これは、日本が韓国に対する輸出管理強化に踏み切った2019年7月以降、もっとも高い水準です。
2019年7月に400万ドルを超えていた輸入額は、不買運動の影響で翌8月に22万3000ドル、9月は6000ドルにまで落ち込みました。しかし、不買運動の勢いが弱まり、去年3月は150万3000ドルと、輸出規制以降初めて100万ドルを超え、ことし1月には200万ドルを超えました。
また、金融監督院によりますと、日本のカジュアル衣料品店「ユニクロ」を韓国で運営するエフアールエルコリアのおととし9月から去年8月までの2021年度の売上高は7043億ウォンで、前年度に比べて1.2倍に増えました。営業利益は1148億ウォンで、2.2倍に増えています。
日本車の輸入台数も増えていて、韓国輸入自動車協会によりますと、ことし2月に新規登録された輸入車のうちレクサスは1344台で去年2月に比べて2.8倍に、トヨタは695台で2.5倍に増えました。