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国際

ロシアが北韓への石油精製品供給再開 去年12月から

Write: 2023-06-13 11:51:58Update: 2023-06-13 16:15:06

ロシアが北韓への石油精製品供給再開 去年12月から

Photo : YONHAP News

ロシアが去年12月から、北韓に対して石油精製品の供給を再開していたことがわかりました。 
 
国連安全保障理事会の北韓制裁委員会によりますと、ロシアは去年12月からことし4月までの5か月間に、合わせて6万7300バレルの石油精製品を北韓に供給したということです。
 
安保理の北韓制裁決議は、北韓に提供または販売を認める石油精製品の輸出量を、国連加盟国全体で年50万バレルに制限し、供給した国に対して、供給量を国連に報告するよう義務付けています。
 
ロシアが北韓に石油精製品を供給したのは、国連に報告されたものとしては、2020年8月以来、2年4か月ぶりです。
 
アメリカ政府は、今回公開された資料は公式に報告された石油精製品に限られたもので、実際に北韓に持ち込まれた量はもっと多いと判断していると、アメリカの政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は伝えています。
 
北韓は、新型コロナ対策として国境を封鎖し、エネルギーの輸入も表向きには中止していますが、非正規の海上ルートで原油の調達を続けてきた可能性が高いとみられています。
 
アメリカの専門家は、今回のロシアによる石油精製品の供給再開は、北韓がウクライナで使用する武器をロシアに提供したことへの見返りとみています。
 
アメリカ国務省の報道官は12日、「北韓はウクライナ戦争のためにロシアに武器を売却したことを否定しているが、アメリカは北韓が去年11月にロシア民間軍事会社に武器を納めたことを確認した」と指摘し、「北韓がロシアへのさらなる軍事装備納入を計画していることを懸念している」と述べました。
 
一方、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は12日、ロシアの祝日「ロシアの日」に合わせてプーチン大統領に祝辞を送り、「全面的な支持と連帯」を表明しました。

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