韓国と日本の経済交流の拡大に合わせて、国内の研究所と日本の専門家らが精密化学分野の技術協力に向け、共同研究事業を立ち上げることになりました。
産業通商資源部は14日、ソウルで韓国と日本の技術共同研究事業の発足式を開催しました。
韓国側は、韓国化学研究院など国内の研究所、日本側は信州大学や大阪有機化学工業など大学や研究所が参加しました。
事前の調査にもとづき、合わせて42種類の技術から▲窒化物系高放熱素材、▲バイオマス基盤の高性能粘着・接着剤、▲半導体パッケージング用の高温酸化防止剤など、共同研究事業の候補9つが選ばれました。
両国は今後、追加で調査を行い、再来年をめどに協力モデル事業を具体化していく予定です。
一方、両国の研究者間の交流を活性化し、精密化学分野の発展を図るための技術協力宣言文も発表されました。
産業通商資源部の担当者は、「両国の信頼が深まりつつある状況で、韓日の専門家による精密化学分野の技術協力宣言は、両国間の新たな信頼を裏付けるものとして大きな意義がある」と強調しました。
2023年6月22日修正