韓国を代表するバッテリー企業のLGエネルギーソリューション、SKオン、サムスンSDIの受注残高が1000兆ウォンを突破しました。
受注残高とは、納品前のため直ちに売り上げとして計上できないものの、将来の売り上げが確定している金額のことです。
国内トップのバッテリー企業、LGエネルギーソリューションは5日、日本のトヨタが再来年からアメリカで生産するEV=電気自動車に搭載するバッテリーを10年間供給する契約を結んだと発表しました。
これは、年間25万台のEVに搭載される20ギガワットアワー規模の契約で、受注額は、自動車企業との合弁会社を通しての受注を除いて、LGエネルギーソリューション単体としては最大のおよそ30兆ウォンと推定されます。
これにより、LGエネルギーソリューション、SKオン、サムスンSDIの受注残高の合計は、1000兆ウォンを突破しました。
個別の受注残高は、LGエネルギーソリューションが470兆ウォン、SKオン290兆ウォン、サムスンSDI260兆ウォンと推定されています。
中央(チュンアン)大学融合工学部のユン・ソンフン教授は、「韓国の産業において、受注残高1000兆ウォンの商品は前例がない。中型や大型バッテリーの技術開発に先制的に挑戦したことが韓国のバッテリー産業の命運を分けた」と説明しています。