現代自動車は13日、韓国初のEV=電気自動車専用工場の建設に着手しました。
現代自動車が工場を建設するのは、韓国南部の蔚山(ウルサン)で、韓国での工場新設は29年ぶりとなります。
また、事業費は2兆ウォンで、2025年に完成し、2026年1月から生産を開始する予定です。
年間生産能力は20万台で、最初のモデルは高級車ブランド「ジェネシス」のSUV=スポーツ多目的車のEVになるということです。
現代自動車は、この新工場を電動化戦略の重要な拠点と位置付け、国内外の市場に向けた戦略を展開するとしています。
現代自動車は、現在、韓国国内では蔚山の工場と韓国中部の牙山(アサン)の工場の一部で、電気自動車を生産しています。
充電施設の不足問題などで、EVの需要が低迷する可能性もあるなか、現代の新工場が、EVをめぐる韓国の競争力向上につながるのか注目されます。