韓国のインスタントラーメンの輸出額は、ことし1月からの10か月間で、すでに過去最高だった去年の年間の輸出額を上回り、初めて1兆ウォンを超えました。
関税庁のまとめによりますと、ことし1月から10月までのインスタントラーメンの輸出額は7億8500万ドルで、去年の同じ期間に比べて25%増えました。
年間として過去最高だった去年の7億6500万ドルをすでに上回っていて、9年連続の最高記録更新です。
1月から10月までの輸出額を1ドル=1300ウォンで換算すると、1兆208億ウォンとなり、初めて1兆ウォンを超えました。
海外で現地生産した分も合わせると、世界での販売額は年間2兆ウォンを超えるものとみられます。
海外で韓国のインスタントラーメンの消費が伸びているのは、コロナ禍で外出を控えるなか、家庭で手軽に食べられる食事として人気が出たことに加え、非常食としても注目されるようになったことや、韓国ドラマや映画などが世界的にヒットしたことで、韓国の食文化に対する関心が高まったことが背景にあるものとみられます。
輸出額を国別にみますと、中国が1億7400万ドルで最も多く、次いで、アメリカ、日本、オランダなどの順となっています。