去年、日本を訪れた外国人の10人に3人は韓国人で、訪日外国人の中で最も多くなりました。
日本の政府観光局が17日に発表したところによりますと、去年1年間に日本を訪れた外国人は、およそ2507万人だったということです。
国別に見ると、韓国人が全体の28%にあたる696万人で最も多くなっていました。
韓国人の訪日は、日本製品の不買運動が起きた2019年と比べて25%増えましたが、今回、韓国人による訪日が急増した最大の理由は円安とみられます。
円に対するウォンの為替相場は、去年11月に100円当たり860ウォン台まで円安が進み、2008年のグローバル金融危機以降で、最低の水準を記録しました。
これに加えて、韓国と日本を結ぶ空の便が大幅に増え、東京や大阪など大都市だけでなく、地方路線まで再開されたことも、観光客の増加に一役買っています。
日本を訪れた外国人観光客の数は、韓国に次いで、台湾が420万人、中国本土が243万人、香港が211万人、アメリカが205万人などの順となっていました。