先の総選挙で当選した議員で構成する新しい国会が今月末に始まるのを前に、韓国の最大野党「共に民主党」は、李在明(イ・ジェミョン)代表の側近、朴贊大(パク・チャンデ)議員を党のナンバー2である院内代表に選出しました。党の代表と院内代表が一枚岩になることで、これまで以上に政府・与党への攻勢を強める構図になりそうです。
「共に民主党」は、3日、総選挙で当選した議員による総会を開き、朴氏が新しい院内代表に選ばれたと発表しました。
党の院内代表を決める選挙は、朴氏以外の立候補者がおらず、3日の総会では、朴氏の信任投票が行われました。
「共に民主党」の院内代表を決める選挙に、1人しか立候補しないのは今回が初めてです。
朴議員は、公約として、「強い『共に民主党』」をつくっていくと述べました。
具体的には、大統領夫人の不正疑惑を捜査するための特別法案など、これまでに大統領が拒否権を行使した法案の成立や、検察改革、また、国民生活の安定に向けた補正予算の編成などを実現させるとしています。