尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は、就任2年目を振り返り、残り3年の任期について語る会見で、「岸田総理大臣とは、互いに十分信頼し、両国関係を発展させる姿勢が十分にある」と述べ、良好な関係を継続させていく意思をあらためて示しました。  
 
尹大統領は、10日で就任2年となるのを機に、9日に開いた記者会見で、日本の記者から韓日関係や岸田総理大臣との協力に関して聞かれ、「私と岸田総理大臣は互いに十分信頼し、両国関係を発展させる姿勢が十分にあることも互いに良く知っている」と述べました。
 
また、「韓日関係は、さまざまな懸案や歴史問題が足かせとなるだろうが、確固たる目標に向けて耐えるべきことは耐えながら進むべき方向に歩んでいかなければならない」と強調しました。
 
さらに、「北韓の核問題への対応や、韓日の経済、そしてインド太平洋地域と国際社会での両国の共通のアジェンダにおけるリーダーシップを確保するために、協力しなければならない」として、韓日の協力強化の必要性を訴えました。
 
一方、日本の林官房長官は、9日午前の記者会見で、「韓日の対話と協力は、政治、安全保障、経済、文化など、さまざまな分野で質的・量的に力強く拡大してきた」と評価し、「日韓両国の協力が両国国民に役立つ形に、さらに堅固に幅が広がるよう、引き続き韓国側と緊密に意思疎通し、対応していく」と述べました。