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社会

光州民主化運動が題材のゲームを小学生が事実わい曲で告発

Write: 2024-05-14 15:06:49Update: 2024-05-14 15:44:33

光州民主化運動が題材のゲームを小学生が事実わい曲で告発

Photo : YONHAP News

1980年の光州(クァンジュ)民主化運動をテーマにしたオンラインゲームについて、釜山の小学生が、ゲームの内容が事実をわい曲しているとしてメディアを通じて告発し、表彰を受けました。 
 
メディアに情報提供を行った小学生は、13日に、光州市長から表彰状を受け取りました。この男子児童は、同じ日に光州市教育庁からも表彰されています。
 
光州の民主化運動は、1980年の5月に、当時の全斗煥(チョン・ドゥファン)独裁政権に対して民主化を求めた光州の学生や市民が軍と衝突し、軍の発砲によって200人以上が死亡または行方不明になった事件です。
 
今回、事実をわい曲しているとして告発されたオンラインゲームは、各ユーザーが自ら作成したゲームを共有するインターネット上のコミュニティで提供されていたものです。

ゲームは、「その日の光州」という名前が付けられていて、今回の告発を受け、作成者は、ゲームを削除するとともに謝罪しました。
 
このゲームは、1980年の光州を背景に、一般市民と軍が互いに銃で打ち合う設定になっていましたが、特別なアイテムを購入すると、もとの設定には無い、北韓軍として銃撃戦に参加できるようになっていました。
 
男子小学生は、このゲームが、北韓軍の特殊部隊が光州に登場し、市民が暴動を起こしたように描かれていることに衝撃を受けたと話しています。
 
光州の民主化運動をめぐっては、かつてから、一部の極右勢力を中心に、北韓軍の特殊部隊と暴徒化した市民を制圧するために軍が投入されたとして、全斗煥政権の過度な鎮圧を正当化する主張が存在します。

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