2019年の12月を最後に開かれていない、韓国と日本、中国の3か国による首脳会議について、議長国を務める韓国の大統領室は、今月27日にソウルで開かれることを正式に発表しました。
大統領室は23日の午後、記者会見を通じて、日中の首脳が今月26日から2日間、ソウルを訪問し、27日に3か国の首脳会議が開かれると発表しました。
韓日中3か国の首脳会議は、2008年から持ち回りで開催されていましたが、韓日関係が悪化したことなどを受けて2019年12月を最後に中断し、その後、新型コロナの影響などで開かれていません。
大統領室によりますと、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、26日の午後に大統領室で中国の李強首相や日本の岸田総理大臣とそれぞれ個別に首脳会談を行い、2日目27日の午前中に9回目となる韓日中首脳会議が開催されるということです。
3か国の首脳は、人的交流や、経済、貿易、感染症、高齢化問題、そして災害や安全保障などの分野における協力について話し合い、その成果を共同文書として発表する見通しです。
大統領室は、「今回の会議は、未来志向で実質的な協力の雰囲気を確かなものにする契機になるだろう」としています。
尹大統領と岸田総理大臣、李強首相は、首脳会議のあと、韓日中ビジネスサミットにも出席し、3か国の財界関係者と交流する予定です。