サムスン電子のことし4月から6月までの営業利益は、AI=人工知能関連の市場拡大を受けたメモリー半導体需要の回復などに支えられ、去年の同じ時期に比べると、およそ15倍の10兆4000億ウォンに上りました。
サムスン電子が5日、発表した決算の速報値によりますと、ことし4月から6月までの営業利益は、前の年の同じ時期に比べ、1452%増え、10兆4000億ウォン、日本円で1兆2137億円だったということです。
これは、市場の予想を大きく上回る業績で、3か月間の営業利益が10兆ウォンを超えたのは、2022年の第3四半期以来、7四半期ぶりとなります。
売り上げは、去年の同じ時期に比べて23%増えた74兆ウォンでした。
去年1年間は、四半期ごとの売り上げは60兆ウォン台にとどまっていましたが、今年に入って2期連続で70兆ウォン台を記録し、成長が続いています。
このうち半導体部門の売り上げは、ことし1月から3月までが1兆9100億ウォンとなり、5四半期ぶりに黒字に転じた第2四半期も大幅な成長を見せています。