韓国のプロ野球でことしから導入された制度を利用して、6週間の期限付きでSSGランダーズで活躍していた白川恵翔投手が、その活躍が認められ、今度は別のチームの斗山ベアーズで期限付きで活躍することになりました。
韓国のプロ野球でことし初めて取り入れられた「代替外国人選手制度」は、外国人選手がけがをして、6週間以上の治療が必要となった場合、不在となる期間中、別の外国人選手を起用できる仕組みです。
「斗山ベアーズ」によりますと、けがをした外国人投手に代わる選手を探していたところ、白川投手が適任者だと判断し、10日、6週間に400万円で契約を結んだということです。
白川投手は、日本の独立リーグの徳島インディゴソックスに所属していましたが、韓国のプロ野球で初めての「代替外国人選手」としてことし5月にSSGに入団し、5試合に登板し、2勝2敗、 奪三振率は10点台を超える成績を上げ、活躍していました。
SSGとは6週間に180万円の契約でしたが、斗山ベアーズとは2倍以上の金額で契約しました。
斗山ベアーズは、10日時点でリーグ3位につけています。
斗山ベアーの関係者は、白川投手について「速球、スライダー、フォーク、カーブなど、さまざまなボールが投げられ、先発投手に適している。また、KBOリーグで先発として活躍したため、適応も終えていて、即戦力として期待される」と紹介しました。
白川投手は、「良いチームに入団でき嬉しい。登板するすべての試合でチームを勝利に導くよう、ボール一つひとつ全力で投げたい」と意気込みを語りました。
白川投手は、ソウル蚕室(チャムシル)野球場で12日から14日まで3日連続で行われるサムスン・ライオンズとの試合に先発登板する予定です。