禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長は、12日、ソウルを訪れた日本の社民党の福島瑞穂(ふくしま・みずほ)党首と会い、東京電力福島第一原発からの汚染処理水の海洋放出について、「放出阻止に向けて努力していく」と述べました。
この席で、禹元植国会議長は、福島第一原発の汚染処理水の放出について、「韓日の政治家や市民は、汚染水の放出中止を決して諦めていない。国会レベルで放出の阻止に向けて努力していく」と述べました。
これに対して福島党首は、「社民党は日本の国会レベルで、放出反対運動を続けていく」と述べました。
兎元植国会議長は先月、議長就任にあたり、最大野党「共に民主党」を離党して無所属となりましたが、去年は党の汚染処理水海洋放出阻止対策委員会の常任委員長を務め、福島県で去年8月に開かれた海洋放出に反対する集会にも参加しています。
兎元植国会議長はまた、韓日関係について、「韓日は、両国の経済発展や北東アジアの平和のためのパートナーだ。今後、韓日関係が信頼にもとづいて経済や文化などさまざまな分野で協力を続けることを望み、北東アジアの平和と繁栄にも大きく貢献することを期待する」と強調し、福島党首はこれに共感を示しました。