5月の出生数が、ことし4月から2か月連続で増加しました。出生数が2か月連続で増えたのは、2015年11月以来、8年半ぶりです。
統計庁によりますと、5月の出生数が、去年の同じ時期に比べて2.7%増えて、9547人となったということです。
出生数は、2022年10月から18か月連続で、前の年の同じ月に比べて減少しましたが、ことし4月から2か月連続で増加しました。
出生数が増えた理由として、前年の出生数が極端に少なかったことや、コロナ禍が収束してから婚姻件数が一時的に増加したことによる影響が挙げられます。
出生数とともに、出産の先行指標とされる婚姻件数も21.6%増加し、同じく2か月連続で増えました。増加幅も、5月としては過去最大となりました。
5月の死亡数は、去年の同じ時期に比べて1.2%減って、2万8546人でした。
ただ、死亡数が出生数を依然として上回って、人口は8999人の自然減となり、55か月連続で減少しています。