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政治

政府の光復節記念式典 独立有功者団体や野党が不参加表明

Write: 2024-08-12 14:31:30Update: 2024-08-12 15:27:23

政府の光復節記念式典 独立有功者団体や野党が不参加表明

Photo : YONHAP News (Kim Hyung-seok, the newly appointed director of the Independence Hall of Korea)

日本による植民地支配を美化したり、植民地支配に協力した「親日派」を擁護したことで任命の段階から物議を醸していた金亨錫(キム・ヒョンソク)氏が、独立運動の歴史を保存・展示する「独立記念館」の館長に就任したことに反発し、独立有功者団体や最大野党「共に民主党」など野党が、日本の植民地支配からの解放を祝う独立記念日、8月15日の「光復節(クァンボクチョル)」に行われる政府主催の記念式典に相次いで不参加を表明しました。 
 
独立運動家やその子孫、遺族などでつくる団体「光復会」は11日、37の独立運動関連団体とともに、ことしで79回目を迎える政府主催の光復節の記念式典に参加せず、この式典とは別に、ソウル龍山(ヨンサン)の孝昌(ヒョチャン)公園の中にある「白凡(ペッポム)記念館」で独自に記念式典を開くことにしたと発表しました。
 
別の25の関連団体も同じ孝昌公園で政府とは別に記念式典を執り行う方針です。
 
「光復会」などの独立有功者団体が、政府主催の光復節の記念式典に出席しないのは、今回が初めてです。
 
政界では、野党「祖国革新党」に次いで最大野党「共に民主党」も金館長の任命を撤回しなければ、式典に参加しないという意向を示しています。
 
野党「改革新党」は、任命撤回を求めるものの、記念式典には参加する方針です。
 
「光復会」の主張によりますと、独立記念館の金亨錫館長は、植民地時代の1919年に成立した大韓民国臨時政府を正当に評価せず、日本の植民統治を「合法」と見なし、むしろ植民地時代に韓国の近代化が進んだと主張する「ニューライト(新保守)」の思想の持ち主だとしています。

金館長は、安益泰(アン・イクテ)や白善燁(ペク・ソンヨプ)など親日派と断罪された人たちを擁護したり、「韓半島で1948年以前には、韓国の国民は存在せず、日本の国民だけが存在した」などの発言し、物議を呼んでいました。
  
一方、金館長は、自身は「ニューライト」の思想は持っていないと否定しています。

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