尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率が20%となり、政権発足後、最も低くなったことがわかりました。
韓国ギャラップが、今月10日から12日にかけて、18歳以上の男女およそ1000人を対象に、尹大統領の国政運営について聞いたところ、前向きな評価は20%で、一週間前の調査に比べて3ポイント下落しました。
これで尹大統領の支持率は、2022年5月の政権発足以来、最も低くなり、ことし4月に行われた総選挙のあと、5か月連続で20%台が続いています。
そして否定的な評価は、前回の調査に比べて3ポイント高くなって70%となり、政権発足以降、最も高くなりました。
一方、前向きな評価の理由としては、「外交」を挙げた人が15%で、もっとも多く、続いて「医学部の定員拡大」が14%でした。
「医学部の定員拡大」は、前向きな評価と否定的な評価の両方に影響していて、尹大統領を支持する人が多い70代以上では、医療空白への懸念が高まったことで、過去3週間で前向きな評価が60%から45%へと大幅に下落しています。
また、与党「国民の力」の支持率は28%で、最大野党「共に民主党」の支持率は33%でした。
与党と野党の勢力がきっ抗しているなか、与党「国民の力」の支持率も、政権発足後、最も低くなっています。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差は±3.1ポイントです。詳しい世論調査の結果は、韓国ギャラップと中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。