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社会

猛暑でマツタケが不作 過去最も遅い共同出荷始まる

Write: 2024-09-20 14:32:19Update: 2024-09-20 14:33:47

猛暑でマツタケが不作 過去最も遅い共同出荷始まる

Photo : YONHAP News

​江原道(カンウォンド)の襄陽(ヤンヤン)特産のマツタケは、ことしは猛暑と干ばつの影響で不作が続き、これまでで最も遅い共同出荷が20日に始まりました。
 
マツタケは適度な湿度と20度前後の温度を維持する環境でよく育つとされていますが、韓国有数のマツタケの産地として知られる襄陽では、今月初めの気温が過去3年間の平均気温に比べて2度以上高くなりました。
 
マツタケの共同出荷は、通常、秋夕(チュソク)連休前の9月初めや半ばに行われますが、今年は、これまでで最も遅い20日に入札が行われました。
 
去年9月には、最上級マツタケの価格が1キロ当たり156万ウォンまで値上がりし、過去最高額となりましたが、ことしも不作の影響で襄陽マツタケの販売価格は高値を更新するものとみられます。
 
マツタケの不作で、襄陽では、10月の初めに予定されていた「襄陽マツタケ祭り」でのマツタケ狩り体験会は取り止めになりました。
 
マツタケの生産量は毎年減少していて、1980年代に1300トンを超えていた生産量は、去年165トンまで落ち込みました。
 
マツタケは松の木の根に寄生して育ちますが、山火事や松くい虫の影響で松が減少している上、気候の急激な変化が加わったことで生産量が大きく減少しています。
 
そこで、山林庁は、マツタケ生産量の回復に向けた人工栽培技術の開発に取り組んでいますが、新しい技術が農家に普及するかどうかは見通せない状況です。

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