世論調査会社「リアルメーター」の最新の調査で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率は25.8%となり、政権発足後、最も低くなっています。
リアルメーターが今月23日から27日にかけて、全国の18歳以上のおよそ2500人を対象に調査したところ、尹大統領に対する前向きな評価は25.8%で、前週の調査より4.5ポイント下がりました。これは、尹大統領が2022年5月に就任して以来、最低の支持率です。
尹大統領の支持率は、前々週には27%と就任後最低を記録しましたが、前週には30.3%に回復していました。しかし、今回の調査で再び下落し、25.8%まで下がりました。
また、否定的な評価は70.8%で、就任後初めて70%を超えました。
リアルメーターは、支持率低下の原因について、「与党執行部との会合でこれといった結果が得られなかったことや、国政の混乱が続く中で金建希(キム・ゴンヒ)夫人をめぐる疑惑が支持層に影響を与えている」と分析しています。
一方、26日と27日に全国の18歳以上のおよそ1000人を対象に行われた政党別の支持率調査では、保守系与党「国民の力」の支持率が29.9%と、前週より5.3ポイント下がり、尹政権発足後初めて30%を割り込みました。
革新系最大野党「共に民主党」の支持率は4.0ポイント上昇し、43.2%に達しました。
「祖国革新党」は9.2%、「改革新党」は4.3%、「進歩党」は1.8%、支持政党がない無党派層は9.3%でした。
尹大統領の支持率調査の信頼水準は95%、標本誤差は±2.0ポイントです。政党別の支持率調査の信頼水準は95%、標本誤差は±3.1ポイントです。
詳しい世論調査の結果は、リアルメーターと中央選挙世論調査委員会のホームページで確認できます。