韓国で活動している囲碁の日本人女性棋士、仲邑菫三段(15)は、韓国棋院に移籍後、過去最短で公式戦100局を達成しました。
仲邑三段は13日、ソウルで行われた囲碁大会で、チョ・スンア七段と対局し、214手で白番中押し勝ちしました。
この日は、仲邑三段が韓国棋院に移籍してから225日目で、仲邑三段は、公式戦100局の最短記録を更新しました。
この日の勝利により、仲邑三段の通算成績は66勝34敗となり、ランキングは女性棋士で5位、全体で131位となっています。
2009年生まれの仲邑三段は、3歳のときに囲碁を始め、2017年から2019年にかけて韓国の韓鐘振(ハン・ジョンジン)九段の元で囲碁を学びました。
その後、2019年4月に日本棋院の「英才特別採用推薦棋士」の第1号として10歳でプロ入りし、2023年2月には、史上最年少の13歳11か月で女流棋聖を獲得して、最年少タイトル保持者となりました。
そして、2023年10月、韓国棋院への移籍が、正式に決まり、韓日両国で注目を集めました。