少子化が深刻化している韓国のことしの「合計特殊出生率」は、2015年以降、9年ぶりに上昇する見通しです。
政府によりますと、国会予算政策処と少子高齢社会委員会は、1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる合計特殊出生率がことしは、去年よりやや上昇して0.74になると見通しています。
合計特殊出生率が上昇するのは、2015年以降、9年ぶりです。
韓国の合計特殊出生率は、2015年以降、減少し続け、去年、0.72で過去最低を記録しました。
合計特殊出生率の上昇が見込まれることについて、国会予算政策処と少子高齢社会委員会は、最近、出生数や婚姻件数が増加したことを理由に挙げています。
統計庁によりますと、ことしは7月と8月の出生数が2か月連続で2万人を上回ったほか、8月の婚姻件数も1万7527件と、去年より20%増加しました。