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政治

長距離地対空ミサイル「L-SAM」 独自開発が終了 来年量産へ

Write: 2024-11-29 14:28:30Update: 2024-11-29 14:36:15

長距離地対空ミサイル「L-SAM」 独自開発が終了 来年量産へ

Photo : YONHAP News

敵のミサイルを高い高度で迎撃し、防御する長距離地対空ミサイル「L-SAM」の韓国独自の開発が終了し、来年から量産に入ることになりました。
 
「L-SAM」は、高度40キロ以上の高高度で敵のミサイルを迎撃するミサイルで、敵のミサイルが大気圏に再突入し、着弾する前に、高高度で無力化し、地上の被害を最小化する目的で開発されました。
 
韓国の国防科学研究所は29日、10年あまりにわたって進めてきた「L-SAM」の独自開発の終了を記念する式典を開きました。
 
金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官は式典で、「北韓がミサイルによる挑発に踏み切っても、堅固な防衛網を破ることはできない。挑発によって得る利益より『政権終末』という大きな代価を払うことになる」と強調しました。
 
韓国軍は、「L-SAM」が開発されたことで、多層ミサイル防衛能力も強化されると期待しています。
 
これまでのパトリオットミサイル「PAC-3」や中距離地対空ミサイル 「M-SAM-Ⅱ」より高い高度で北韓の核やミサイルによる攻撃を早期に無力化するという戦略です。
 
大気の密度が薄い高高度で高速で飛行する敵のミサイルに対して、瞬間的な位置の変更、角度の微調整などを通じて正確に攻撃し、完全に無力化する「L-SAM」の直撃迎撃の方式は、高難度の精密誘導技術であり、国防科学研究所はこれを韓国独自の技術で実現したと説明しました。
 
国防科学研究所は、今回の開発に至るまで、数回にわたった弾道弾や航空機の迎撃試験を通じて総合的な信頼性を確保し、実戦でも任務を成功させることができる裏付けを取りました。
 
国防部は、来年から「L-SAM」を戦力化し、2020年代半ばまたは後半には実戦配備する方針です。

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