尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、3日夜、緊急の談話を発表し、野党が国政を麻ひさせているとして、「非常戒厳」を宣言しました。
尹大統領は、談話の中で、「国会で多数を占める『ともに民主党』の主導で、今の政権が発足してから政府官僚の弾劾訴追が22件も発議されている」と指摘し、「来年の予算案も政争の手段として利用している」として、「国家機関を乱すことで内乱を画策する明らかな反国家行為だ」と主張しました。
そのうえで、「北韓に従う勢力を清算し、自由な憲法秩序を守るために『非常戒厳』を宣言する」と明らかにしました。
これを受けて、国防部は軍に警戒態勢の強化を指示しました。