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経済

内政不安長期化への懸念からウォン安と株価下落が続く

Write: 2024-12-27 14:38:39Update: 2024-12-27 17:22:56

内政不安長期化への懸念からウォン安と株価下落が続く

Photo : YONHAP News

韓国で内政の混乱が長期化することへの懸念から、韓国の金融市場が大きく揺れています。
 
27日の韓国のウォン相場は、1ドル=1480ウォン台までウォン安が進み、リーマンショックが起きた2009年以来のウォン安・ドル高水準を記録しました。
 
ウォンは前の営業日の終値と比べて2.7ウォン安ドル高の1ドル=1467.5ウォンで取り引きを始め、ウォン安が進み、一時1ドル=1480ウォン台を超えましたが、その後やや回復し、午後3時半時点では1ドル=1467.5ウォンで取引されています。  

取引時間中のウォンの最安値としては、2009年3月16日の1488.0ウォン以来、15年9か月ぶりです。
 
急激なウォン安が進んだ背景には、ことし最後の会合で、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が「タカ派的な利下げ」に踏み切ったことや、韓悳洙(ハン・ドクス)国務総理に対する弾劾要求など、国内外における不確実性が高まったためとみられます。
 
また、KOSPI=総合株価指数も、ウォン安や情勢不安、配当落ちなどの悪材料が重なったことを受け、27日の終値は、前日より24.90ポイント下がった2404.77でした。
 
市場からは「政治的要因による不確実性の拡大や韓国経済の基礎体力のぜい弱性などから、急激なウォン安が進んでいる」としたうえで、「アジア諸国の通貨が全体的に弱含みで推移していることから、円高による為替の恩恵も期待できない状況だ」との声が出ています。

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