世界のスマートフォン市場で、サムスン電子は去年、中国勢の成長により、シェアが1ポイント下落しましたが、1位の座を守りました。
市場調査会社「カウンターポイント」によりますと、去年、サムスン電子の世界スマホ市場でのシェアは19%で、前の年より1ポイント下落しました。
2位はアップルが18%で、同じく前の年より1ポイント下落しました。
3位から5位まではいずれも中国メーカーで、「シャオミ」14%、「オッポ(OPPO)」8%、「ビボ(vivo)」8%の順となっていました。
サムスン電子は去年、「GalaxyS24」シリーズと「Galaxy A」シリーズの需要が伸びて、市場をリードしました。
「カウンターポイント」によりますと、AI=人工知能機能を搭載した「Galaxy S24」シリーズは、従来の製品よりも優れた性能を持ち、とくに西ヨーロッパやアメリカで売れ行きが好調だっということです。
また、アップルはも去年、「iPhone16」シリーズを発売したものの、AI機能の「アップルインテリジェンス」が中国では使用できない影響で、需要が予想を下回ったと分析しています。
ただ、アップルは、中南米やアフリカなどの新興市場では、好調が続いています。
去年、世界のスマホ市場は4%成長しました。