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政治

尹大統領 内乱容疑で拘束 非常戒厳宣言から43日ぶり

Write: 2025-01-15 12:10:12Update: 2025-01-16 10:14:22

尹大統領 内乱容疑で拘束 非常戒厳宣言から43日ぶり

Photo : YONHAP News

高位公職者犯罪捜査処は、内乱などの疑いで尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領を拘束しました。
 
尹大統領が去年12月3日に非常戒厳を宣言して以来、43日ぶりです。韓国で現職の大統領が拘束されるのは、憲政史上初めてです。
 
高位公職者犯罪捜査処は15日、「午前10時33分、尹大統領に対する拘束令状を執行した」と明らかにしました。
 
これに先立ち、高位公職者犯罪捜査処と警察でつくる合同捜査本部の捜査官らは15日午前5時10分ごろ、大統領公邸の警備を担当する大統領警護処に拘束・捜索令状を提示し、公邸への進入を開始しました。公邸には捜査官、機動隊などおよそ5000人が投入されました。
 
大統領警護処のキム・ソンフン次長は、令状執行を阻止するよう指示しましたが、警護官の多数が指示を拒否したとされています。
 
高位公職者犯罪捜査処と警察は、令状執行から2時間で公邸の内部に進入したということです。
 
尹大統領の弁護士は、「大統領警護処と警察の物理的衝突が発生した場合、深刻な不祥事が発生することが優に予想できる」としたうえで、「大統領としてそのような不祥事は防ぐために、今回の捜査と拘束の試みが明白な違法行為であることを知っていながらも、高位公職者犯罪捜査処に出向くことにした」と明らかにしました。
 
尹大統領は先月3日、違憲・違法な非常戒厳を宣言し、非常戒厳の解除に向けた採決を防ぐため、武装した戒厳軍を投入して国会を封鎖したほか、令状なしに主な政治家や中央選挙管理委員会の職員の拘束・拘禁を試みるなどして、国を転覆させることなどを目的として暴動を起こした疑いが持たれています。
 
尹大統領は先月、3回にわたり高位公職者犯罪捜査処への出頭に応じなかったため、高位公職者犯罪捜査処先月30日、尹大統領に対する拘束令状を請求しました。
 
そして、今月3日、拘束令状の執行を試みましたが、大統領警護処が激しく抵抗し、失敗に終わりました。
 
高位公職者犯罪捜査処は今月7日、拘束令状の有効期間の延長に向け、令状を再発付し、発付から8日ぶりに警察と尹大統領の公邸を訪れ、拘束令状を執行しました。

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