韓国で3日連続で大気汚染物質のPM2.5が観測されているなか、全国9つの市と道で大気汚染物質を減少させるための措置が施行されます。
韓国環境部は、22日午前6時から午後9時まで、ソウル、京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)の首都圏をはじめ、江原道(カンウォンド)嶺西(ヨンソ)、忠清北道(チュンチョンブクド)、忠清南道(チュンチョンナムド)、世宗(セジョン)市、光州市(クァンジュ)市、全羅北道(チョルラプクド)の9つの市と道で、大気汚染物質を減少させるための低減措置を施行すると明らかにしました。
ソウルや京畿道、仁川、忠清南道では、21日から2日連続で低減措置が施行されることになります。
21日のソウルのPM2.5の濃度は、1立方メートル当たり113マイクログラム以上まで上昇し、普段の6倍となりました。
済州島除いた全国のPM2.5の濃度は、「悪い」から「非常に悪い」となっていて、ほとんどの地域に「PM2.5注意報」が発令されました。
大気汚染物質を減少させるための低減措置が施行されると、事業所と工事現場の作業時間が短縮されるほか、大気汚染物質の排出量が多い5等級の車両の運行が制限されます。
また、公共機関の車両については、ナンバーの末尾が偶数か奇数かで規制するため、偶数の22日は、車のナンバーが偶数の車両のみが運行できます。
環境部は、低減措置が施行される地域では外出を控え、外出する際にはマスクを着用するよう呼びかけています。