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文化

長崎の寺から盗まれた仏像 韓国の寺で100日間一般公開

Write: 2025-01-24 13:56:17Update: 2025-01-24 14:28:11

長崎の寺から盗まれた仏像 韓国の寺で100日間一般公開

Photo : YONHAP News

長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国へ持ち去られた高麗(コリョ)時代の仏像をめぐる所有権の引き渡しが、24日行われました。
 
観音寺の前住職など、日本の関係者は24日午前、「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」が保管されている大田(テジョン)の国立文化遺産研究院を訪れて仏像の所有権の引き渡し手続きを行いました。その後、仏像は忠清南道(チュンチョンナムド)瑞山(ソサン)にある浮石寺(プソクサ)に移され、100日間一般公開されたあと、ことしの5月中には日本に返還される予定です。
 
一般公開に先立ち、浮石寺は仏像の管理に向け、境内に防犯カメラ7台と人感センサー2台を設置しました。
 
参拝客は今月25日からお釈迦様の誕生日を祝う5月5日まで、100日間仏像を拝観することができます。拝観時間は毎日午前10時30分から1時間の祈祷時間を除いて、午前10時から午後5時まで公開されます。
 
一般公開の後、仏像は5月11日までに国立文化遺産研究院に戻され、日本に返還されます。
 
韓国の窃盗団が2012年10月に観音寺から盗み出したこの仏像からは、「1330年、瑞州(ソジュ)にある寺院に奉安するためにこの仏像を制作した」という内容の文書が見つかっています。
 
この文書を根拠に、浮石寺は2016年、所有権を主張し、韓国政府を相手に仏像の引き渡しを求める裁判を起こしましたが、最高裁は、2023年10月、「日本側の取得時効が成立している」として、「所有権は長崎の寺にある」という判断を示しました。

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