メニューへ 本文へ
Go Top

社会

旅客機事故 「バードストライク」警告から衝突まで1分

Write: 2025-01-27 11:58:02Update: 2025-01-28 07:18:09

旅客機事故 「バードストライク」警告から衝突まで1分

Photo : YONHAP News

韓国南西部、全羅南道(チョンラナムド)の務安(ムアン)国際空港で発生した済州(チェジュ)航空の墜落炎上事故は、事故の原因の1つとされる鳥の衝突「バードストライク」について、管制塔からの警告から実際の鳥の衝突まで、1分もかからなかった可能性があることがわかりました。
 
旅客機事故の調査にあたっている国土交通部の航空鉄道事故調査委員会は25日、遺族らに対し、これまでの調査の状況と今後の計画について説明しました。
 
それによりますと、空港の管制塔が旅客機に対し「バードストライク」の警告を送ったのは午前8時57分50秒で、それから21秒後に操縦士らの間で「航空機の下に鳥がいる」という会話があり、警告から1分後の8時58分50秒にブラックボックスの記録が止まったということです。
 
このため、操縦士らは「バードストライク」の警告は受けたものの、対応する時間がなかったものとみられます。
 
また、調査委員会によりますと、「バードストライク」後に着陸を断念して上昇する過程でも、旅客機が鳥の群れと接触する場面が、空港の監視カメラに映っていたということです。
 
旅客機の2つのエンジンから鳥の羽根と血痕が見つかったということで、分析したところ、旅客機とぶつかったのは、シベリア東部で繁殖し、冬になると中国や韓半島、日本などへ南下し越冬する「トモエガモ」でした。
 
調査委員会は、今回の事故に関する中間報告書を27日まで国際民間航空機関に提出する予定です。
 
調査は、今後も数か月ほど続く見通しです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >